黒やぎの(てくてくわくわく 街道ウォーク)番外編

ふとした事から街道ウォークの付き人になった黒やぎのひとりごとです。ルピナス主宰の(てくてくわくわく 街道ウォーク)(http://kaz-mt-wisteria.hatenablog.com/)とあわせて見てくださいね

そうめんもアルデンテで

今週のお題「そうめん」

子供の頃、夏になると、母親がそうめんを茹でてくれました。まだルームクーラー(エアコンの旧名称で冷房機能しかないほうのやつネ)のない昭和40年代後半、我が家はすべて窓を開けて青い網戸で外の風全開で必死に涼を求め、昼は食欲なんかないから、おそうめんねって。

母親は(麺はナマだとお腹をこわします)が全ての人でしたので、袋にゆでる時間3分とあれば4分半、5分とあれば6分半は茹でる人でした、その上、そうめんは見た目も涼を求めますので、ていねんに波型にちいさくならべて、涼しそうなんですが十分に伸びた水っぽいそうめんになったのを頂きました。むかしは、出来合いのそばつゆ、いや、そうめんつゆはあまり売っていなかったような気がしていて、母親は汁も作っていましたね、鰹節かいてね。

ひとり暮らしの時はラーメンとそばでしたから滅多にそうめんは手を出しませんでしたが、所帯を持ってみると家族はみんな夏になると(食欲がない)これが昼食抜いても全く支障がないくらい(食欲がない)そうで、(あーそうめんしかのどを通らない)と言い始めて3週間(あーそうめんの小麦の味ももういい)からなにもいらない、というほどの食欲不振になり、当方がびっくりするほど暑さが食欲に影響するようでして、もう毎年夏になるとびっくり、あたしはひとりあたたかいラーメンとか、あさりパスタオリーブーオイルたっぷりかけて170gとか、えへへ、暑さ?何の支障もないよ~という夏を送っています。

そうめんは夏のものですが、あれは最高の保存食にもなり、冷暗所(うすくらい倉庫の隅)において開封しなければ結構持ちますし、ゆでる時間をきちんと厳守し、冷水できしっと締めればすばらしい食べ物です。ただ、あの、細身ですから、どのくらいの時間茹でたらいいか、冷やした後すぐ食べた方がいいのか、ウチノおふくろの様に、美しく盛る方がいいのか、意見が分かれるかもしれません。わたくしは、3分と言われたら2分三十秒で引き揚げてすぐ水で締め、バッと暴力的にざるにあげ、すぐに食べ始めるのが良いと思います。そのくらい、そうめんは伸びるのが早い。それも大手食品スーパーブランドの割安の〇〇そうめんほど伸びるのが速攻はやいので。

そうめん、日本茶、日本酒やもしかしたらお米なんかもそうなんでしょうが、価格が高いものほどおいしいんでしょうね。原材料が違う、産地が同じでも、生産者が違う、ように、思います。確証はないけれど。

今年も、おいしいそうめんが食べられますようね。みなさん、一緒に、暑い夏、マスクをしてますますあつい夏を、そうめんで乗り切りましょうね。