黒やぎの(てくてくわくわく 街道ウォーク)番外編

ふとした事から街道ウォークの付き人になった黒やぎのひとりごとです。ルピナス主宰の(てくてくわくわく 街道ウォーク)(http://kaz-mt-wisteria.hatenablog.com/)とあわせて見てくださいね

読書はいつでも

街道ウォークのパートナー、ルピナスほどではないですが、読書はいつもしています。ですので、読書の秋ということば、もう、すこし、古いフレーズのように思います。だって、電車内で新聞読んでいる人、どれほどいますか?職場で昼休みに本を読んでいる人も、いなくはないが、それよりも、お弁当を食べながらスマートホンを見ている人の方が、圧倒的に多い。活字を読むよりも、情報を得たり、ゲームをする方が、人間楽なんですよ。だから、楽でたのしい方に流れると思います。

最近読んだのは、内田百閒のお弟子の平山三郎さんのはなし。阿房列車で内田百閒おつきの役をされている(ヒマラヤ山系)さんのお話です。たぶん、誰にでも心を開けないであろう百閒氏に対して、徹底して尽くしているところをさりげなく書いていて、平山さんが存在しなければ、阿房列車は成り立たなかっただろうなあと。でも、内田百閒も弟子愛がかなりあるんだなあということも、よくわかった。いいね。平山氏の幼い娘のひなまつりを一緒に祝ってくれたりなど。

長年愛読しているのは、山口瞳(男性自身シリーズ)武田百合子富士日記)などです。決して飽きないところがいいです。最近の薄っぺらな恋愛話の小説は読みませんし、あんなものは世の中に必要ないと思います。

 

休憩時間を作る

勤務中(ちなみに学校間配送の仕事です)はひとコースで2時間程度は拘束されますので、休憩はなかなか取れません。決まった時間で回っているので、遅く着くと心配されますし、出発点にいつもより遅く帰ってくると、鋭い上司に、何かあったか?と聞かれることもあります。休憩は取れないモノなんだと思っています。

休憩時間は一日の業務がほぼ終わり、駐車場スペースががら空きになって、いくら停まっていてもそれほど不自然ではない夕方になります。売店で売っている暖かいお茶とクッキーなどで、車の中で休憩です。もう、西日が暑い季節も終わり、むしろ日没に近い時間、ほっとひといきであります。

今年の初め、ガス給湯器が寿命を迎え、せっかくだからお風呂そのものも更新することにしました。工事は職人さんの負担減を考えて真夏前にしたはずが、調子が狂うほど梅雨が短く終わってしまい、超猛暑の中、一週間かけて皆さんで作ってくれました。快適で、湯がさめない風呂桶、二重窓に変えたサッシ、冷たくない床、最近少しずつ寒くなって来てこのお風呂が少しづつ威力を発揮しています。以前より入浴時間が長くなり自分のリラックスタイムになって来ましたよ。

 

 

もう一度行きたい街

名古屋市松江市、好きな街はいくつかありますが、もう一回行きたい所は、

函館市」です。

平成3年の夏、当時の職場は一週間連続の夏休みをもらえたので、ひとりで函館に参りました。すでに青函トンネルがありましたので、連絡船は知らない世代なんです。函館ミニ周遊券、往路は八甲田というよる9時に上野を出る急行の自由席に乗っかって、12時間かけて青森に行き、快速海峡号という列車で北海道に渡りました。

函館5日間、大沼には行きましたが、ほぼ、市内から出ませんでした。

地図だけで市内をあちこち散策。市電に乗って、函館競馬場に行ったり、蕎麦屋の専門書にあった(かね久山田)という蕎麦屋さんをさがしあてて、開店と同時に行ったり。昼食でいきなり入ったラーメン屋さんで食べた塩ラーメンがとってもおいしかったり、五稜郭タワーに登ったり、ひたひたと、ひとり・気楽・歩いて自由行動、を満喫していました

そうしながら横目で見ていました。(きょう・函館山は見えるか?)

8月の下旬です。そうそう見えないのね。雲がかかる。きょうもだめ。あーそれじゃあ大沼に行くか?(JRの函館ミニ周遊券大沼公園まで行けた)そんなこんなの4日目ホテルから通りに出て南を向くと、

今日は全部見えるぜ。行くぞ。

午前中はホテル周辺で日差しを避け、午後カメラと三脚をもって、十字街まで市電、あまり好きでない(高所恐怖症のため)ロープウェイに乗って、14時には展望広場におりました。まだ誰もいないスペースに三脚を立てて、夏の快晴の午後を満喫です。

地元の青年グループから声を掛けられて「シャッター押して頂けますか」「観光客の方ですか」と言われる。北の人は母音の発音が柔らかいしイントネーションが独特で優しい響き。

夜風の涼しい18時以降、少しずつ夜景になって行って。きれいだったな、でも、6時間くらいずっと同じところにいたので、とてもゆったりした気持ちでしたよ。

最終日は雨、かなりの降り方で、ずっとホテルの喫茶室で本を読んでいました。お土産だけ買って。いま、そんな贅沢な時間の使い方、できないなあ。

 

いま、行くとしたら、新幹線ですかねえ。渡島大野って小さな駅改め新函館北斗まで行くのが陸路としては一般的らしい。でも、違う方法で行ってみたいなあ。たとえば、青森からフェリーで行くとか。

SNSのおかげで、お蕎麦屋さん、かね久山田の消息は確認しています。ちょっと涼しかったその日に頂いた暖かいかけそばは、真冬でももりそばを食べるくろやぎにはとても新鮮でした。

もう一度行ってみたいね。60歳になる前に。

 

声がでかいのでしょうか

ルピナスのブログ更新が順調に進んでいるようですね。記述に比例し、くろやぎの街道ウォーク中の活躍ぶりも詳細に書かれています。

・朝のくろやぎ・なかなか冴えている。

・くろやぎはこの時点でスタミナ切れ。

・もうあきたくろやぎ、(全く違うものを)これなんじゃない?だって。

ルピナスがさして幅の広くない旧街道でクルマにひかれないか、資料を読みながら道を歩いていて、よその人様と接触しないか、を見張るのが目的です。また、目当ての旧跡がすぐに見つかるように、そして、実りある街道ウォークが出来ますようにと、いつも念じて同行しているのですから、当人と付き人が疲労の具合が違うのは、言ってみれば当然のこと、あたくしはただノコノコと配偶者のあとを付いて回ってわけではないのです。まあ、分からないでしょうけど。

でも、慈光院のご本尊、でっかかったですよ。下駄ばきに素足のご住職に気軽に案内して頂きましたが、いやあ、圧倒、緊張です。ちょうどその日は午前中に法事があって、建物の中は準備済みだったにもかかわらず、上げて頂き、一通り見せて頂き。ご本尊を作るとき、寄進された地元の方、江戸の方、品川宿の方のお名前がきちんと残されて。すごいね、宿場って。そういう歴史のバックボーンの中であたしたち昭和生まれが生きているんですねって実感でした。

慈光院でも、最後の明徳稲荷でも、

ここ、ここ、結構小さい、とか、いやあ綺麗にしているよ、とか、目から入った情報をすぐに口にするのが、この付き人の悪いクセのようです。

声が大きいのでしょうか。

あと、史跡でも、元禄とか天保とか、江戸時代の元号、いまから何年前か今一つピンとこない。明治以降なら資料なしでだいたい西暦換算できるのですが。秘密のあんちょこでも作りましょうか。今回の反省材料です。

 

夏のような日差しだったね

太陽の傾斜とか、空気の湿度具合は、確かに秋なんですが、気温は高かったですね、この日、例によって、お昼になるとポケットラジオでニュースを聴くのが習慣でして、NHK静岡第一放送、882KHZで確認したところ、その時点で全国で一番気温が高かったのが、静岡市清水区)の34度だと言いましたから、かなり暑かったことは間違えないです。

通るたびに、セブンイレブンに入り、水だのサイダーだのコーラだのを買い求めました。