黒やぎの(てくてくわくわく 街道ウォーク)番外編

ふとした事から街道ウォークの付き人になった黒やぎのひとりごとです。ルピナス主宰の(てくてくわくわく 街道ウォーク)(http://kaz-mt-wisteria.hatenablog.com/)とあわせて見てくださいね

F1決勝の日も雨で寒くて

決勝の日は再び末っ子と二人になって行動。土曜日の自分の動きを逐一彼に伝えて、近鉄の平田町駅から最寄りのバス停まで行き徒歩でサーキットに行くこと。(白子でのバス待ちはしないこと)帰り道は平田町まで徒歩で行くことを約束した。

末っ子は(親の自分が言うのも変ですが)こういう話をするとのみこみがはやく、一も二もなく賛成してくれた。彼とはサーキットの往復でも、食堂が込み合っていればスナックインでもいい、おにぎりでもいいから、というようなところがあり、現実的で柔軟なところがいい。ぐずぐず言わないので助かっている。

7時過ぎの急行に乗った。日曜日で本数が少ないなんてことはなく、前の電車が行った後すぐに来てくれて助かる。座れた。東京の通勤時間に近い混雑ぶり。

伊勢若松から平田町駅へ。ロングレールではなく昔ながらの短いレール。3両編成のちょっと古めの電車。いいね。バスに乗り換える。徒歩者が多く、平田町発白子行の三重交通バスが鈴鹿サーキットには行かないけれどまあまあ近くを通ることは知られていないらしい。

末っ子は「さすが元住人」とほめてくれる。

 

食料を適当に買い、2輪シケインのあたりで待つ。雨の準備をし、ポルシェカレラカップを見て、ピエール北川さんの声を聴きながらひたすら待つ。パレードも見る。

スタート。すごい水しぶき。大丈夫か?こんな中は知るなんてみんな天才ですね、と思ったら目の前で左側に寄りすぎのフェラーリさんがクラッシュ。そのあとをみんな右によけていくが、看板が一枚取れて、それをひっかけて行った一台もあり。

赤旗、中断。あめ、中断、雨、やまない。

ピストン西沢さん選曲の日本のポップス。(負けないで、まけないで、)の繰り返し、坂井泉水さんの声がサーッキットに控えめに響く、何で坂井泉水は早死にしてしまったのだろうといつも思う。ピエールさんと佐藤琢磨さんの実況席も、話すことが無くなりそうなくらい、よくつないでくれた。メディカルカーの回るのにあわせてウェーブなんてとてもいい考えだった。よかったよ。

16時20分再スタート、雨で薄暗くなった場内に照明が入り、その中を各車が走っている、水煙、照明、こんなに美しいものだったのか。感動する。待っていただけに、雨に打たれてみじめで寒かっただけに、とてもとてもうれしく、好天だったら絶対に見ることのできない光景だった。

 

人込みも含めて、苦手なものばっかりだったけれど、行ってよかった。