黒やぎの(てくてくわくわく 街道ウォーク)番外編

ふとした事から街道ウォークの付き人になった黒やぎのひとりごとです。ルピナス主宰の(てくてくわくわく 街道ウォーク)(http://kaz-mt-wisteria.hatenablog.com/)とあわせて見てくださいね

明日はジュディ・ガーランドの命日

アメリカの映画・ミュージカルスターだった、ジュディ・ガーランド(1922-1969)の亡くなった日が、あす6月22日

 

あの、虹の彼方にという、有名な歌を、1939年の映画、オズの魔法使いで歌ったのが彼女です。白黒で始まり、夢の国を歩く途中にテクニカラーに変わり、失神からもどると白黒になる、そんな昔の映画を、テレビで(たぶんCMがやったら多い東京12チャンネルで)子供のころに見た記憶があります。

 

彼女は不運な人で、スターになった後も、過酷な撮影スケジュール等がたたって、うつ病にも麻薬中毒にもなり、与えられた配役を十分にこなすことが出来ず、またうつがひどくなったりアルコール中毒になったりの繰り返しで、精神的にも安楽な人生を送っていた時期はわずかであり、好意を寄せる異性とはすぐに結婚しては、結局裏切られて離婚し、だんだん経済的にも追い詰められて、といった割合に分かりやすい墜落ぶりを示すような人生だったらしいです。

 

でも、1948年ごろまでのMGM映画(イースターパレードあたりまで)単発で出たワーナー映画のスタア誕生など、いまでもすばらしい映像が残っていますし、様々な理由から映画に出られなくなった後も、テレビの映像や、カーネギーホールコンサートなどのすばらしいCD録音が残っています。彼女はスイッチさえ入れば、歌の方は(倒れるまで全力投球)タイプで、60年代中頃まで、もうおばさんの声になっても、すばらしい表現力の持ち主でした。

 

わたしが、彼女の名前を記憶したころ、もうジュディ・ガーランドはこの世の人ではありませんでした。いくら麻薬の影響とはいえ、享年47歳、早すぎますよ。65くらいまで生きていて欲しかった。

彼女や、90年代の歌姫だったホイットニー・ヒューストンは、本当に早く亡くなってしまって。悔やまれます。