くろやぎはすでに還暦を迎えていますが、戦争は全く知らない世代ですので、8月に放送されるこの手の番組はなるべく見るようにしています。でも、きのう13日の晩に放映された、かつて九州大学を舞台にあった捕虜生体手術の実話に基づくドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」は見ていて辛かった。要するに嫌な話でした。出来たら詳しく知りたくなかったなって思います。ドキュメンタリーにするには非常にデリケートな内容だから、ドラマにして、戦後の進駐軍裁判で死刑宣告を受けた主人公の減刑を中心とした(実話に基づくお話)に書き換えたのでしょう。
一つだけ気になったのが、戦後すぐ30歳前後のはずの主人公や減刑活動をした奥さんの書いた手紙が、ドラマで見る限りすべて(新字・新仮名遣い)になっていることでした。小さな(っ)とか、なになに(は)とか。(旧字・歴史的かなつかひ)の方が自然のように思いました。