黒やぎの(てくてくわくわく 街道ウォーク)番外編

ふとした事から街道ウォークの付き人になった黒やぎのひとりごとです。ルピナス主宰の(てくてくわくわく 街道ウォーク)(http://kaz-mt-wisteria.hatenablog.com/)とあわせて見てくださいね

本屋さんで買った本について その1

題名:「非正規公務員のリアル:欺瞞の会計年度任用職員制度」

結構きつい題名の本ですが、これはネットで紹介されていたので買ったんですね。上林洋治著 日本評論社

 

何で購入したかというと、自分も地方行政庁の会計年度任用職員だからです。

あたしの居る行政庁は大体300人くらい、同じ身分の人がいます。首から名札を下げているのですが、正職員と会計年度職員で色が違うのですぐに分かるんですね。

あたしは、もう高齢なので、不謹慎かもしれないがアルバイト気分で自分の仕事のみに集中していますが、もっと年齢の若い人や、特に女性たちは、自分の身分を冷静に見ておく必要があると思います。

本書には、1:とにかく給与額が安く(正職員の6割くらい)抑えられていること。2:同一労働同一賃金の掛け声も程遠く、実際には正職員には絶対に在るはずの諸手当や退職金がないこと(国家公務員の会計年度職員はあるらしい。いいなあ)3:それを問題だと主張すると簡単にクビになった実例があること 4:心の病気で自死した会計年度職員の遺族が労災適用を求めて、嘱託職員は対象外だと片づけられること。など。

結構怖い身分なんだと自覚しました。

 

非正規公務員のリアル・欺瞞の会計年度任用職員制度

発行:日本評論社 発行日:2021年2月25日 第一刷 著者:上林 陽治 

価格:1900円+税