黒やぎの(てくてくわくわく 街道ウォーク)番外編

ふとした事から街道ウォークの付き人になった黒やぎのひとりごとです。ルピナス主宰の(てくてくわくわく 街道ウォーク)(http://kaz-mt-wisteria.hatenablog.com/)とあわせて見てくださいね

むかし見た紅葉 話の続き

JTB復古時刻表により、当時のことを再現しますと。

最初に母、伯母と乗ったのは上野発12:23普通列車 黒磯行

これは電車で、黒磯には15:46に着いている。

 

乗換えた茶色い客車の鈍行は、黒磯発15:49 仙台行

これは母の記憶では(SⅬ牽引の)普通列車

郡山には17:22に着いている。11月の17時過ぎなら真っ暗であろう。サーチライトと駅舎の記憶に合う。

吾妻スカイライン→現名称:磐梯吾妻スカイラインを通ったであろう観光バスも、復刻時刻表で発見することが出来た。

運行は福島交通で、ばんだい号コースの標記があり

郡山駅発8:30→檜原湖→浄土平などを経て、福島駅から飯坂温泉まで行っている。

終着が17時。大人料金1480円。有料道路代を含めたとしても、東京からの2等運賃860円に比べて、やたらに高い。未就学児だった自分も、座席が指定だったこともあり、父は半額くらい払っているような気がする。

時刻表には吾妻スカイラインとして観光バスコースが長短あわせて8コース用意されている。いずれも4月から11月13日までの季節運行のようでした。

また、同スカイライン経由の福島~会津若松間 路線バスもあり、福島交通会津乗合の共同運行、区間運転除き一日6往復、片道5時間、運賃900円。今も昔も、(東京モンから見ると)地方の交通運賃は高い。

 

とても込み合っていた福島交通飯坂線(電車)15分から20分間隔で運転され、所要時間はおおむね18分くらい、大人運賃は50円(観光バス代に比べて何とかわいい金額だろうか)

 

盛岡駅始発の特急やまびこ:当時は8時50分発、電車特急で7時間あまりかけて、上の到着が夕方の16時。でも電車ですから早いですね。8時ちょうどに盛岡を出発した81系気動車特急、はつかりの、50分後に出発し、花巻、水沢、一ノ関で1分とか2分とか停車していながら、仙台到着は、はつかりの6分後であり、無停車で全力を出したら、間違いなく追いつくスピードでありました。

食堂車でいただいた紅茶は70円、当時ソフトドリンクで扱っていたのは

牛乳(砂糖付)40円 コーヒー・紅茶 70円 オレンジジュース 60円

トマトジュース・コーラ 70円 

サイダー・シトロン(三ツ矢サイダーリボンシトロンの違いであろうか)50円

そのうち、牛乳はなまものですので、数年後に扱わなくなったらしく、昭和46年にはつかりに乗ったとき、父が食堂車に連れて行ってくれましたが、すでに牛乳はなく、父はトマトジュースを飲めと言いましたが、私は苦手で、先に自分の座席に帰った記憶があります。夏の朝8時過ぎだったせいか、食堂車は混雑していて、なかなか席が取れなかったですね。

盛岡→上野、じゃないや東京電環まで2等運賃が1700円 特急料金(含指定席)2等800円 合計2500円。

6年後 はつかりに乗ったとき、両親の切符を確かめると(小学校高学年ですので)

盛岡→上野 普通運賃2150円 特急料金1000円 合計3150円

昭和40年代は、物価の値上がりが、と、常に言われていましたが、国鉄の運賃・料金にもそれは反映されていたようです。1等・2等からグリーン・普通への料金体系の変遷もありますし。

いずれにしても随分と昔になりました。今でも東北新幹線には仙台行や盛岡行の列車にやまびこという愛称が使われていて、うれしいですね。