すっかり涼しくなって・大雨
前回書いた8月10日(火)はとても猛暑だったのに、翌日から曇りつつあり、木曜日金曜日と仕事中も涼しくなり、クルマのエアコンを全くかけずに過ごせました。エアコンなしだと軽自動車ってエンジンの負担?もなく、スタートダッシュの動きもよく、その上燃費もよくなるらしくって助かるんですよ。最近はガソリンも高いし。
でも、今日土曜日もずっと東京郊外は雨。佐賀、長崎、熊本、大分、福岡、九州は大変って思っていたら、島根・広島、そして岐阜・長野と、どんどん大雨の地域は東に広がっています。
関東はまだそういう報道はないけれど、雨が少しでも早く止んでほしいです。NHKラジオ第一放送を聴きながら思っています。
暑いと行動が変になる?
今日は3日ぶりに仕事。仕事用のクルマ、サンバーに乗って公共施設をちょいと回って、きょう、いや、今週は公共施設の中にもおやすみンとこがあって、よって近道、すぐに回れちゃうんで、通常業務よりも明らかにヒマ。帰って来て、いつもの1.8倍くらい時間をかけて丁寧に集荷分配などしておりました。
今日の東京の暑さは半端なく、あさ外に出たときから、空気がもわああっとして、朝のさわやかな空気ではなく、乾燥機で水分を飛ばされている中華めんのように空気が熱く多くの人がこの熱風に戸惑い右往左往しているのが分かる。
交差点で先頭のクルマがせっかく信号が青になったのに、3秒くらいぼんやりしていた。きっと暑さなんだろうなって思いながら見ていました。
デスクワークの人はうまくいけば半日(お昼休みまで)うまくすると退社時までこの熱風を感じないで済むけれど、外で警備員する人は大変だよね。間違っちゃうかもしれないしね。困るよね。暑いと、行動変になるかも。
夕方、コンビニエンスストアに立ち寄ったら、お盆休み恒例のおにぎり〇〇円セールの真っ最中でしたよ。事業所がそこそこ休む上に住宅地は遠い駅前のコンビニ、こんなに大量のおにぎり、本部から押し付けられて困るだろうな、かといって暑いときは同じコンビニでもそうめんとか冷し中華とかの方が売れるしね。売れ残ったのはどうするのでしょうか。店舗持ちなのかな。
今日は買い物
ルピナスが出勤した後、生協に買い物。クロスバイクで行くけれど、急がないので歩道をゆっくりと。
着いたので生協のポイントカードを使ってみる。最近貰ったお金を入れてそこから引き落とす式のモノ。数千円入れて、シャンプーや袋ラーメンなどを買い、黙ってレジに出すと、ここから引いていいですかと言われて、お金を出さないので至ってスムーズで。
便利だね。(今頃知ったのは遅いけど)
ついでに、ウエルシアに立ち寄る。最近近所に出来た二件目のウエルシアで液体せっけんなどを買う。ここは旧街道沿いで以前は別の集客施設だったが、地味に開店したせいかいつも空いていて、冷房がよく効いているのでうれしい。店員さんも忙しくないのかとても親切である。
午後は曇ってきた。そばに熱帯低気圧がいるらしい。
洗濯物を取り込まないと・。
むかしの第九
最近はNHKでも東京五輪中継が幅を利かせていて、夕方ゴロゴロ横になって一日のニュースを聴くのも容易ではありません。R1NHK第一では無理で、ラジオのアンテナを伸ばしてFMにしないといけません。そのためには二階に上がって・・と。
そんなふうにして聞くはずだったニュースは寝入ってしまいいつの間にか終わっていて次の番組が始まりました。N響アーカイブというNHK交響楽団の過去の演奏を振り返る番組だったようです。昨日の晩にかかったのは、
第九
ベートーベンの交響曲第九番なんですが、たぶん最古の録音といい、年代は太平洋戦争中の1943年1月の演奏というものでした。
かつてあった秋葉原の石丸電気レコードセンターが大好きだったくろやぎ、いつもジャズフロアとクラシックフロアを往復してはLPを、そしてCDを購入してはにんまりしていたのですが、クラシックフロアに行くと、必ず今の私くらいの年代の、演奏にうるさそうなご老人が難しい顔をして、過去の名演といったレコードを買おうか買うまいか矯めつ眇めつって見てましたネ。
わたしは、クラシックに関しては、55歳くらいまでは音質主義、どんなによくても過去の演奏は購入しないのを旨としていましたが、好きな演奏家の年代がすこしづつ昔の人にシフトしていて、だんだん気にならなくなりました。ジョージ・セル(1897-1970)あたりから50年代の古い演奏でも大丈夫。モノラルでも平気になりました。
年ですよトシ。
でもさ、戦時中ですよ、映画音声でいったら、日本ニュース(映画館でかかっていたニュース映画のこと)東条英機、平出英夫の世界です。大丈夫かなあと思いながら、同じ日本人としてね、先人へのリスペクトということで聴き始めました。
それがね、上手いんですよ。指導者だったローゼンストックさん(ドイツ人)が事情があっていなくなっていて、山田一雄という僕も名前だけは知っている指揮者で、新交響楽団が日本交響楽団になって(戦後N響になるそうです)そうそうたる方々なのでしょう、演奏も合唱も独唱もとてもうまかったですね。みんな第4楽章のことだけ考えている節があるけれど、大河のように迫ってくる第一楽章、早いテンポで冷静さが要求される第二楽章、スローバラードで本当の技巧が浮き出る第三楽章、すべての要素がさらけ出されたあげく合唱まで来るのが、結構怖いですよね。あ、ここ合わない、う、ここテンポ速くなる人いる、などと、急所がいくつもあるのに、昨日聞いた昭和18年版はそんなこと全くなく、録音原版のスクラッチノイズ以外、気になるところは全くなかったですね。みなさんのレベルの高さ、山田一雄さんの取りまとめの上手さなんでしょう。
この戦争は、枢軸国側は世界から孤立するわけで、日本で言ったらローゼンおじさんがいなければ自分たちでやるしかないわけです。ワルターやトスカニーニ、そして今でもファンの多いフルトヴェングラーは居ないのですから。ドイツ人が戦争でアメリカからの輸入が止まったコカ・コーラ製品の代わりに自力でファンタを作ったように、我が国もやるしかなかったんですよね。その中で、よくやった演奏だと思います。
番組はそのあと、戦後1949年の録音、ピーターとおおかみの演奏も聞かしてくれました。とても声の若い小沢栄太郎さんのナレーションも付いて。
夕食の食卓まで第九の第二楽章からラジオに付き合ってくれたルピナスがピーターとおおかみになると、あ、戦争が終わったからなのか、演奏にゆとりがある、と言っていました。いいこと感じているなあウチの奥さんって思いました。
東京五輪開会式 全部見ましたか??
わたしは、全部見ることが出来ませんでした。眠くなっちゃって。それにお風呂の時間になったので。
東京五輪開会式、楽しかったかと聞かれれば、楽しかったような、そうでもなかったような、随分税金使ったんだろうな(都民税なんか)いろいろな思いがあります。
最初、お金を掛けないオリンピックですという、触れ込みだったはずですが、百億円単位だった開催支出が最終的には〇兆円と言われています。そんなことは当然ですが。
子供たちが、開会式くらい見ようよと、誘ってくれたので、それではと、テレビを付けてお茶とアイスを頂きながら見ました。
アメリカで以前開催されて以来、開会式はやたらに演出のある、ショーに近いものに変わりましたネ。一回どこかがやると、次の開催国は、もう元に戻せないものです。迷惑
江戸の木やりのパフォマンスなんてそうですよね。いいけれどちょっと長い。でもこんなに練習するの大変ですよね。出演者やスタッフの苦労が想像できます。
案外早く選手入場になりましたネ。でも演出は要らなかったのに。入場行進が有名ゲームの音楽(by NHK)だったし。それとアルファベット順(ギリシャのあと、Aで始まる国)ではなく、日本の五十音順、なのも奇妙で笑います。日本以外の視聴者は戸惑ったと思いますね。そんな必要はなかったと思う。意味のないがんばりですね。
だいたい、画像は国際映像で国名はアルファベット英語表記しかなく、会場アナウンスは、フランス語、英語、日本語の順になり、こちらはNHKのアナウンサー頼りなのに、和久田アナの声は妙に高くて厚みのない声なんで、よく聞き取れないんですね。この人、自分の声が自慢らしくてやたらにソプラノ声を出すのですが、スポーツ会場の喧騒には負けてしまいますから、お外の放送には向かない人です。北京オリンピックの時、会場は、中国語、フランス語、英語の順だったぞ。
1時間ほどかかり、あとか、うとかで始まる国の選手は、退屈しちゃって座り込んでる人もたくさんいましたネ。なにがおもてなしなんだかわからないです。
ここでテレビを切りました。歌舞伎も、上原ひろみも、聖火リレーで王、長嶋、松井の三氏が来たことも、あとから聞きました。長嶋がこういう所に一所懸命出てくれるのは嬉しいけれど、聖火リレーは王一人でよかったし、いつも松井に付き添い役を頼むのも失礼かと思います。松井はその程度の役でよいって、石川県の先輩である、森のじいさんが、頭から決めつけている?
日本って、外に向かっては自信の無い国なんだと思います。だから基本的に長大国に対して劣等感。人の国がうらやましくて、指をくわえて見ているところがある。たとえば中国なんて自信持ってますよね。一番近い白人の国ロシアも堂々としていますよね。ロシアが選手村ひどいねえ、中世みたいと言うと、ロシアの選手の一人(女の人が)選手村にスイートルームはない、そんなことに神経を使わずに試合でベストを尽くそうという、これ、民族として強くて自信を持っているからです。少々の不満を吹き飛ばす。
入場行進の参加国紹介で、NHKはすぐに、国名と共に前回リオでの参加と、メダル獲得の有無をいうんですね。国別成績表の口頭発表、「メダル獲得はなりませんでした」という声の冷たくて官僚的なこと。全くおもてなししていない。民族衣装がきれいだとか(そういう国がいくつもあって)旗手の選手がかっこいいとか美人だとか、ま、言っちゃいけないのでしょうが、4年前のメダルを取れたかとれないかを、こんなにこだわる放送も聴いていていやになります。やっぱり世界に向かって自信の無い国、だから
この国は日本より上、この小国は日本より下、
と暗に値踏みしているのです。メダル数や競技のうえででドイツやイタリアやロシアにはかなわないが(もちろんアメリカや中国にも)ベトナムや台湾やタイなら堂々とできる、みたいなね。
これって民主主義とは反対ですよね。うわあ、そんな遠くから、あるいはそんな小さな国から、よく来たね、と思って視聴者の俺は見ているのに(だって、カリブ海の小さな島とか国名の変わったアフリカの国から様々な条件をクリアして、極東の小国ニッポンに来るのたいへんですよ)メダル獲得は・・って、どういう視点なのか?おもてなししていないだろ、これは江戸時代の、貧乏な藩の小役人の目ですよね。
徳川幕府の作った封建制度、鎖国、日本人の血の中にものすごく入り込んでいると思う、そして敗戦後、マッカーサー元帥さまが、お仲間と一緒に、あんなに教えて下さった(迷惑だった部分もあるが)民主主義はうわべだけで、結局日本には根付かなかったと思うのです。
日本の臣民にはコロナを理由に意味もないことまで締め上げておき、外国からのオリンピック様ご一行さまにはここまで何もなかったかのように歓待し、ファイザー様には最高のおもてなしでワクチン下さいませ外交、誇りも自信も海千山千の白人たちとの駆け引きもろくろく出来ない、劣等感の日本、このだらしなさをこれからどうやって立て直したらよいのでしょうか。