黒やぎの(てくてくわくわく 街道ウォーク)番外編

ふとした事から街道ウォークの付き人になった黒やぎのひとりごとです。ルピナス主宰の(てくてくわくわく 街道ウォーク)(http://kaz-mt-wisteria.hatenablog.com/)とあわせて見てくださいね

ひきつづき、さくらについて

桜と書くと、いま、表で咲いているソメイヨシノになり、平仮名のさくら、と書くと、昔、長崎まで一晩掛けて走っていた、寝台特急のイメージがありますね。子供の頃、東京駅を16時30分に出て、長崎に翌日のお昼ごろ着いて。一晩走って、何事かを成し遂げたような、でも半分は眠くて脳が動いていない、そんな一日を過ごす、夜行列車の旅もほとんどできなくなりましたね。

桜は前年の秋に冬に備えて葉を落とす頃から、もう翌年の花芽がちいさく出来ていて、それが、少しづつ大きくなって、半年近くて掛けて今に至るって、準備万端、長期的視野に立って咲かせてくれるのです。ありがたいものです。人間の方が贅沢で、花が咲いてから散るまでしか観察していないし、「もう葉桜だ」などといって眺めなくなっちゃうし。このあと、葉の芽が大きくなって、五月の連休の頃から、夏の終わりまで、ゆったりと大きな日陰を作ってくれて、ありがたいですよ。人間の方がぜいたくで美味しいところ取りをしているように感じますね。

今年も咲いてくれてありがとう。

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