黒やぎの(てくてくわくわく 街道ウォーク)番外編

ふとした事から街道ウォークの付き人になった黒やぎのひとりごとです。ルピナス主宰の(てくてくわくわく 街道ウォーク)(http://kaz-mt-wisteria.hatenablog.com/)とあわせて見てくださいね

雪の卒業式

今週のお題「卒業」

はい、くろやぎです。

遠いところでは小学校の卒業式。あたしの居た、私立✕学園小学校の卒業式は、あたしの誕生日でした。昭和48年のこと。先生から扉に名前の入った讃美歌を頂いて、お茶の会をして。いや、お昼も食べたのかな。ほんわかした、良い卒業式でした。

小学校は良かったのですが、進級してみると、どうも✕学園は、中学も、高校も、卒業式はないらしいことがわかったのです。その上の、4年間の各種学校(女子は2年間)まで進み卒業しないと、卒業式をやってくれない学校だったんす。この文章を読んだ皆さんには信じられないでしょうが、今でいう中高一貫みたいにですね、中学+高等学校+各種学校(一貫校)みたいな考えで、男子なら10年かけて教育する、と学校は言い、たしかに卒業式も見学させてもらいましたが、10年先って随分とおい話で実感がなく、なんとなく違う方向に目が向いて、高等学校修了で✕学園から違うところに行きました。

6年も居たのに、仲間とのサヨナラの儀式もなく、担任にがんばれよ元気でなと、校庭で激励されることもなく、そっといつものように下校しました。

なんですか、こっちが悪いことをしたわけでもないのに、高校中退でもしたかのようなさみしさを味わいましたねえ。

 

そんなこともあったので、ウン年ののち晴れて(本当の大学生)になったときはとてもとても嬉しかったですねえ。電車の線路沿いの桜が満開で、向かいのシートに座っていた外人さん二人が綺麗だねえと言っていましたよ、はいもちろん、英語で。

順調に大学生活を過ごし、ま、ちょっと時間がかかりましたが、卒業式まで参りましたよ、昭和48年以来、13年ぶりの卒業式。3月23日でございました。当日は、曇天でものすごく寒く、卒業式会場の学園講堂から出ると、うへっつ、雪がかなり積もっていて。びっくりですよう。

雪のせいで、小田急線は止まるわ、卒業生は移動できないわ、で、当日は公式イベント類はすべてキャンセル状態になり、まだ、携帯電話のない頃ですから、どこに誰が行ったのかも不明なまま、三々五々ちりじりになって、帰ってまいりました。夕食を何処で食べたのか、どうやった来たのかもきれぎれな記憶のまま、とにかく、ルピナスの地元の駅に降り立ったのは夜も結構遅い時間でした。タクシーを長い間待って、帰宅しましたが、あたしを見送るために待っていていてくれたルピナスを迎えに、義父が寒い中ずっとお店の軒先に待っていてくれていたことが忘れられません。とても申し訳なく思いました。

3月にあんなにたくさん降った雪は、その後、記憶にありません。

この間、末っ子の高等学校の卒業式に参りました。ルピナスに聞くと(とてもオーソドックスな内容)の式だそうで、(あたしはそんなわけで経験がごく少ないモンでわかんないンです)みんな嬉しそうにしていました。式のあと教室でお別れの儀式をして、親しい仲間たちと外で写真を撮り、あたしんとこに来たのは大分経ってからでしたが、彼の満足そうな顔を見て、とても楽しい高校生活だったことが分かり、嬉しかったです