黒やぎの(てくてくわくわく 街道ウォーク)番外編

ふとした事から街道ウォークの付き人になった黒やぎのひとりごとです。ルピナス主宰の(てくてくわくわく 街道ウォーク)(http://kaz-mt-wisteria.hatenablog.com/)とあわせて見てくださいね

もう一度行きたい街

名古屋市松江市、好きな街はいくつかありますが、もう一回行きたい所は、

函館市」です。

平成3年の夏、当時の職場は一週間連続の夏休みをもらえたので、ひとりで函館に参りました。すでに青函トンネルがありましたので、連絡船は知らない世代なんです。函館ミニ周遊券、往路は八甲田というよる9時に上野を出る急行の自由席に乗っかって、12時間かけて青森に行き、快速海峡号という列車で北海道に渡りました。

函館5日間、大沼には行きましたが、ほぼ、市内から出ませんでした。

地図だけで市内をあちこち散策。市電に乗って、函館競馬場に行ったり、蕎麦屋の専門書にあった(かね久山田)という蕎麦屋さんをさがしあてて、開店と同時に行ったり。昼食でいきなり入ったラーメン屋さんで食べた塩ラーメンがとってもおいしかったり、五稜郭タワーに登ったり、ひたひたと、ひとり・気楽・歩いて自由行動、を満喫していました

そうしながら横目で見ていました。(きょう・函館山は見えるか?)

8月の下旬です。そうそう見えないのね。雲がかかる。きょうもだめ。あーそれじゃあ大沼に行くか?(JRの函館ミニ周遊券大沼公園まで行けた)そんなこんなの4日目ホテルから通りに出て南を向くと、

今日は全部見えるぜ。行くぞ。

午前中はホテル周辺で日差しを避け、午後カメラと三脚をもって、十字街まで市電、あまり好きでない(高所恐怖症のため)ロープウェイに乗って、14時には展望広場におりました。まだ誰もいないスペースに三脚を立てて、夏の快晴の午後を満喫です。

地元の青年グループから声を掛けられて「シャッター押して頂けますか」「観光客の方ですか」と言われる。北の人は母音の発音が柔らかいしイントネーションが独特で優しい響き。

夜風の涼しい18時以降、少しずつ夜景になって行って。きれいだったな、でも、6時間くらいずっと同じところにいたので、とてもゆったりした気持ちでしたよ。

最終日は雨、かなりの降り方で、ずっとホテルの喫茶室で本を読んでいました。お土産だけ買って。いま、そんな贅沢な時間の使い方、できないなあ。

 

いま、行くとしたら、新幹線ですかねえ。渡島大野って小さな駅改め新函館北斗まで行くのが陸路としては一般的らしい。でも、違う方法で行ってみたいなあ。たとえば、青森からフェリーで行くとか。

SNSのおかげで、お蕎麦屋さん、かね久山田の消息は確認しています。ちょっと涼しかったその日に頂いた暖かいかけそばは、真冬でももりそばを食べるくろやぎにはとても新鮮でした。

もう一度行ってみたいね。60歳になる前に。