黒やぎの(てくてくわくわく 街道ウォーク)番外編

ふとした事から街道ウォークの付き人になった黒やぎのひとりごとです。ルピナス主宰の(てくてくわくわく 街道ウォーク)(http://kaz-mt-wisteria.hatenablog.com/)とあわせて見てくださいね

行く先々でさくらが咲いて

社員で行った(さむーい)花見もありました。地面の上にブルーシートを敷いているだけですから、男の俺でもしりつめたい、って思いましたもん。お酒を飲めない女性社員の皆さんにはただただ長くて寒い花見ですよね。喜んでいるのは酒飲みの社長と部長の二人だけなんて。

はじめてのこどもがおなかにいることが分かった春、訪ねてくれたルピナスのお友達を駅まで送った後、帰りに見た水銀灯の下の桜の大木、覚えていますねえ。きっと忘れないだろうなあって見上げたものでした。

でも、一番覚えているのは新婚旅行の時ですね。4月6日から13日という一週間でしたがその年は結構寒くて、さくらもゆっくりでした。九州まで、もうないですね、寝台特急列車で行って、次の日は熊本から人吉経由で鹿児島まで普通列車でした。

肥薩線の大畑というところ、山奥で勾配があるのでスイッチバックの駅なんですが、駅構内に入る左側だったでしょうか、桜の大木があって、満開でした。その下でひと家族、5人くらいでお弁当を食べているのでした。

スイッチバックですから、駅に入って、もう一回そこを反対に向かって出発するんですね、さっきの桜の所、思わず幸せそうな家族に手を振ってしまいました。一日ああしてのんびり過ごせるなんてうらやましいなあって。ぼくもおにぎりもって合流したい位でした。

鹿児島で数日を過ごした後、今度は日豊本線経由、宮崎、大分の方から列車で帰ってきたのですが、霧島神宮のあたりや、宮崎、大分のあちらこちらで桜が満開でした。それも、単線で列車交換ですごす、小さな駅舎の前とか、小高い山の中腹とか、さりげないところに、桜の木があるんですね。

今思い返しても、うらやましいなあって。

東京は今日、桜が満開なんだそうです。桜の名所も多いけれど、人口もやたらに多い都会では、一か所の桜をずっと見ることはたいへんなんです。