黒やぎの(てくてくわくわく 街道ウォーク)番外編

ふとした事から街道ウォークの付き人になった黒やぎのひとりごとです。ルピナス主宰の(てくてくわくわく 街道ウォーク)(http://kaz-mt-wisteria.hatenablog.com/)とあわせて見てくださいね

三島広小路駅で見かけた電車

気のせいだと分かっているが、地方の電車で聞く、踏切の警報器の音は、響きがなんとなく違うように思う。深い音だったり、渋かったり、くろやぎの地元や東京のJRのそれとは全く違っている。はっとする音。あ、ここに電車が走っているという、子供の頃の驚きがそのまま思い出せるおと。

JRの三島からいきなり90度なんかした伊豆箱根鉄道、最初の駅がこの三島広小路という、(まちの真ん中だよ~)というネーミング。いいですよね。東京で言ったら上野広小路みたいな感じ。鉄道ってなかなか町の真ん中まで行かないのでね。〇〇本町、とか、△△広小路っていいです。埼玉県にある、本川越という駅も街の真ん中ですね。それから、このあといつか行くであろう、吉原宿のある、岳南鉄道の吉原本町という駅、実は期待しているのです。

ちょうど、三島広小路の南側の踏切で、警報機が鳴ったので、カメラを構えておりましたよ。3両くらいの普通電車をイメージしておりましたら、やってきたのは、特急(踊り子号)東京行きでした。カメラの能力いっぱいにシャッターを切りましたが、意外にスピードが速く、ピンポケ気味の先頭車両になってしまいました。

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一度しか会わなかった祖母

実父の故郷は岩手県盛岡市。日常では交流がなかったので、父親もそろそろと思ったのでしょう。鉄道好きのアタシに気を使って、母が指定券を取り、盛岡まで特急で行きました。昭和46年(1971年)のことです。

いとこ三人、父の姉夫婦、祖母、が歓迎してくれました。祖母は気を使って、いろいろと話しかけてくれました。ただ、生粋の盛岡弁のためか、東京から出たことのない、10歳の少年には、言ってくれている内容の1/3も理解できませんでした。

にこりともしない、気の強いタイプの祖母でした。

今だったら、祖母のこれまでの半生、何に苦労し、どんなことが一番よかったから、聞いてみたくもあり、父親の昔の話も知りたいとも思いますが、思ったときには本人は天国に行っており、自分もそちらに行かないと、希望はかなわないようです。

全く顔を知らない父方の祖父も、戦災で亡くなった母方の祖父にも、会って見たいな、話してみたいと思いますよ。自分が無事にあの世に行けたら、一足先にいっている父と母にそれぞれ紹介してもらいましょうか??

こだま格差

ここ二度ばかり、往路は新幹線で行きます。三島は遠いのでね。

東京もんにとって、小田原から先は旅です。向田邦子さんのように(多摩川を越したら小旅行)と思えるのが理想なのだが、湘南新宿ラインが発達し、小田原発宇都宮行なんて列車が日常になると、旅なのか、通勤なのか境目が無くなってきた。

新幹線は違う。在来線で行けない、あるいは、必要以上に時間を要するところに行くときに使うもの、と思う。(仕事でなければね)

前回より、街道ウォークの起点は三島周辺になったので、時間を買うことになるが、新幹線を使うことになった。自由席で東京三島間は4800円。

昨日は、前回で懲りて、東京駅より始発に乗った。15号車というこだま号編成の末端に近い自由席車両に行き、予定より1本早い列車に乗れた。込み合っていなかった。それでも、三連休なのでJRさまは、13号車を指定席車両に変えていて、いつもより自由席が少ないらしかった。

音声による、(きょうも、新幹線をご利用頂きまして、ありがとうございます)

英語による(同放送、名古屋までオールステーション)に止まる趣旨のアナウンス。

そのあと、すぐに、車掌の肉声。これが、停車駅ごとに、男になったり女になったりする。こだまは肉声タイムが長い。最後に英語らしきことまで言う(JRに言わされている)

車内販売もない。以前は空いていた車内を一人くらい回ってきたものだが、(売り上げが少なそうなので、よく買ってあげた)やめたらしい。理由を聞けばたぶん(人手不足なので)というのだろう。

車内検札も来ない。乗客の皆様の安眠の妨げになるので、などというのが理由らしいが、賛成者も多いのだが、テロに対応できるのか?いい意味での見張りはしないのか。検札も来ないから警察官(以前でいう鉄道公安官)なんかいるはずない。

何かあったらボタンを押せというが、そんなに乗客任せでいいのか不思議である。乗務員がどうも二人しかいなくて、そんな無防備で、よこしまな気持ちを持った集団や個人から、あなた方は乗客を守れるのでしょうか?

 

乗務員のアナウンス内容も少し違うように思う。

「この電車の終点は名古屋」というのは不思議である。新幹線は山手線ではないので

「この列車の終着(駅)は名古屋」というのが適切だ。東海道新幹線の終点は新大阪。山陽新幹線直通なら終着は博多となる。

きっと、そういう面倒な内規は止めたのであろう、JRは。アルバイトでも分かるようにね。

以上、こだまに乗ると、乗客の受けるサービスの質や内容が、やや劣るような気がする。一度、のぞみやひかりに乗って、本当にそうだか確かめてみたい気がする。

急坂だったね

箱根峠から三島まで、ずっと急坂でした。箱根湯本からの登りは、須雲川に沿っただらだらした勾配のあと、どんと急になったけれど、三島まで、ずっときつい下りだったよ。だから、京都側から江戸を目指す方が、大変なのでは?

それと、静岡県側は、思いのほか、雨が多いように思え、すると土の道では乾かない、竹を敷いたが耐久性がない、今の国土交通省にあたる幕府や地元の藩の担当者も、頭を悩ませた結果、現在のアスファルト舗装に近い半永久的な道が、石畳、だったのでしょうね。

ルピナスも私も、この連続下り勾配は、コンパスがもともと長くないから、かなり手を焼きました。でも、三島市教育委員会は、歴史的見地と教育的な立場から、22世紀になっても、石畳の改修をし続けるんだろうねって思いましたよ。

(舗装した道でもこんなに急坂でした)

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